現在のMHe
携帯のカメラで撮った画像なので,あまり写りがよくないかもしれません.悪しからず.
さて,ワンオフ(正確にはU先輩とサイレンサー手前までは2オフ)フルエキを装着しました.エキマニがコニカルヘッダ,集合部まで等長.そして集合部から再びコニカルでパイプを広げて,テルミを加工したサイレンサーに.かなりの力作です.そして性能は,当然ねらいどおりでした.パワーは80psに達し,その上昇過程もドカらしいものです.ついでに油温計をアナログにしてメータ横につけました.OHしてあるエンジンは油温が上がりにくいですね.
パワーグラフはまだ出せません.944ccのセッティングが決まってから,いっしょに出します.
944cc化
棚卸にたまたまあった944ccキット.指をくわえてみているわけには行きません.980ccキットもありましたが,さすがにケースボーリングする度胸は無いので,見送り.本当は944ccキットを見つけるまでは,980ccキットを脇に置いていたのです.
内容
それでは,写真により,こだわりの中身を見てみましょう.
@まずはシリンダ&ピストンキット.もちろん,ピストンの重量合わせはしてあります.今回は,ノーマルほどばらつきはありませんでしたが,それでも0.1g以内に納めました.本当はクランクもいじりたいのですが,今回はあきらめました.
A次はカムです.DPから送られてきたカムはカタログと違い,カムの横に穴がありません.そこでお約束?の穴あけ加工です.これで,1本あたり15g程度の軽量化となります(笑).しかし,何事もやるのとやらないのでは随分違います.できることからコツコツと.
Bロッカーアームも光る.ノーマルのロッカーアームの表面はザラザラ.無駄な肉を落とします.摺動面のメッキはもちろん落としませんが,表面をピカピカに磨きました.これでもg単位ですが,軽量化できます.オイル通路の面取りも忘れません.
C最後に今回使ったヘッドです.そうです.MHeエンジンはモンスターと同じなので,なんとdb1やF1とおなじバルブサイズ.944ccにするのにヘッドがそのままでは面白くあるはずがない.というわけで,以前,900ssの部品取り車をみんなで分配した時,しっかりヘッドをゲットしておきました.サンドブラストして塗装をせずにいい雰囲気を出しています.この後思わぬ落とし穴がありました.オイル漏れです.3万km以上走行したヘッドはオイルシールの当たり面がすこし腐食して段付きになっていたのです.これに気づくまでヘッドを4回開けました.さすがに4回目はすばやい脱着作業.
結果
当たり前ですが,4000rpmあたりでフルエキ仕様より10ps!くらい上乗せされたパワーはツーリングも楽チン.あとは高回転域までの燃調をどのように合わせるかが今の課題です.マテシスが欲しい!この前,パワーチェックした時に(上の写真),燃調が薄いと指摘されました.そこで,空燃比計を購入しました.ロガ-付きです!これでセッティングが確実になります.R33GTRでもこれでセッティングしていたのですが,今回は,ロガ-で走行中の空燃比,回転数,スロットル開度が記録できるので,相当楽しめます.走行会にでもじっくり記録して見ます.そのデータも公開できると思います.しかし,ここまでくると自己責任というか,MHeだっていじれば普通になるという変な道に迷い込んでいるようです.最終的にはBOTTのACTに出てみたいものです.
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A
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